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白山神社(新潟)

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 萬代橋を渡って新潟市街の中でも信濃川の北岸にやって来ました。ここには画像の『白山神社』が鎮座しています。
こちらの白山神社は、著名な石川県の白山神社や全国に点在する白山神社と同じく白山信仰に連なる一社であり、ご祭神は白山比咩大神(しらやまひめのかみ)こと菊理媛神(くくりひめのかみ、但しこちら白山神社の社伝では『菊理媛大神』)並びに伊邪那岐命、伊邪那美命になります。
 元来の白山信仰は言うまでもなく山岳(山体)信仰であり、修験道の色彩が濃厚なのですが、例によって本地垂迹と神仏習合に関わる様々な過程を経て、現在のように菊理媛神と同一視されるに至っています。残念ながらこの過程や年代は定かではないことから、一体なぜこれらの信仰が習合して行ったのか不明なのですが、そもそもこの菊理媛神自体どの様な神様でいかなる出自であるのか不明な点が多い神様でもあります。
 まず、古事記には全く登場せず、日本書紀の本文でも触れられることはありません。菊理媛神に関する記述は、日本書紀巻第一の中の一書(注釈としての異伝の引用)の僅か数行程度であり、泉平坂(よもつひらさか)で言い争う伊邪那岐命と伊邪那美命の間に泉守道者(よもつちもりびと)とともに(かなり唐突に)登場しています。そこでは両神の仲違いを鎮めるのですが、前出の泉守道者はなんと言ったのかが記されているのに、菊理媛神は『何かを言った』ことが記されているだけで、何を言ったのかも不明です。しかもこのエピソード以外では全く関連する記述が無く、神話的な実態が非常に希薄な神様であると言えます。
 因みに全国を探してみますと、岐阜県可児市には久々利という地名があり、同地には白山神社も鎮座しています。但し、岐阜県内には菊理媛神(称号にはかなり異同あり)をお祀りするお社は優に三百社以上ありますので、ここが特別というわけではありません。こちらの地名の由来には第十二代景行帝の御幸が関係しているとのことで、同地に『泳宮(くぐりのみや)』という仮宮を建てたことによるものとされていますが、論拠となっているのは主に同地の旗本千村氏の第九代当主仲雄が文政二年に著した『泳宮考』であり、それ以外に明確な傍証は無さそうです。
 菊理媛神は前掲の日本書紀内の僅かなエピソードから縁結びのご利益があるとされていますが、こうして手繰ってみてもなかなかそのお姿の手掛かりが見当たりません。もっとも日本書紀にはこの様な神様がかなり多くみうけられますし、Y.E.Hがことあるごとにその信仰のあとを追いかけている月読命からしてそうなのですから、まぁ何をいまさらと言うところでしょうか♪


白山神社

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